「アメリカン・ビューティー」サム・メンデス監督、ケビン・スペイシー主演



アメリカ家族の暗い一面を
シリアスな中にもユーモアを交えて描いた傑作。
映像表現も見事。
人間の狂気とか、家族間のズレとか
なんとなく「家族ゲーム」を思い起こさせる。
象徴的な食卓シーンとかが引っかかったのかもしれないけど。




冒頭から雰囲気に引き込まれるが、
後半その意外な展開も含めて
ぐいぐいと作品世界に入り込むことが出来る。


一貫して静かで、妖しげな空気のなか、
無駄のない脚本のためか、
まったく退屈することがない。


ケビン・スペイシーの演技も
さすがベテランといった貫禄である。


なんか、久しぶりに
相当久しぶりに
良いアメリカ映画を観たような気がする。


★★★★☆