「地下鉄のザジ」監督:ルイ・マル
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/06/24
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1960年代のパリを描いたフランスのコメディ映画。
内容はともかく
当時のパリの様子がわかって興味深い。
といっても車以外
今とほとんど変わってないような気もする。
東京なら1960年代と今では
明らかにファッションや建物とか
まるで様相が違うんだろうけど。*1
昼間のカラフルでポップな雰囲気が
夜のシーンではガラっと変わって
とてもコメディ映画に思えないほど
クールでかっこよかった。
印象的なのはやっぱりエッフェル塔でのシーン。
風格漂うエッフェル塔を舞台に
登場人物達が動き回り、
浮遊感と高揚感に満ちたシーンになっている。
ただカットが飛んだり、早送りとか
ちょっと古典的な
色んな映画技法が織り込まれてて
現代的な映画表現からすると、
明らかに違和感がある。
ついでに笑いについても古典的なので
その辺は置いて見るしかないとは思うけど。
しかしルイ・マル監督が何故こういうコメディ映画を
撮ったのかはよく分からない。
★★☆☆☆
*1:いやもちろんパリでも違うはずなんだけど、建物の雰囲気がそのままなので、ファッションとか小物、家具とかも大きく変わってないように見えてしまう。或いは日本人から見た、外からの眼だからそう感じてしまうのか。街が変わるスピードとファッションが変わるスピードに何か相関関係があるのだろうか。