「うれしい悲鳴をあげてくれ」いしわたり淳治


うれしい悲鳴をあげてくれ

うれしい悲鳴をあげてくれ


スーパーカーいしわたり淳治
いつの間にか小説家になってました。


といっても
ロッキング・オン・ジャパン誌で連載中の
「Opportunity & Spirit」を単行本化したものだけど。
エッセイとショートショートの小説、
他、加筆されたものも。




しかしこう、一つの本にまとめられると、
スーパーカーいしわたり淳治ではなく
これはもう、いよいよ
一人の作家になったかと。
何だ、その道でも生きてけるんじゃん、みたいな。


彼独特の
笑いと愛をふんだんに織り交ぜながら
時折みせるシニカルな響き。
鋭い感性で、
人間の真性をとらえ
スマートでいて、
内容はどこまでもロック。


もともと作詞担当なので
文章にリズムがあり、
ずば抜けた言葉のセンスを感じる。


申し分ないでしょう。


★★★★☆