「ヨーロッパ退屈日記」伊丹十三


ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)

ヨーロッパ退屈日記 (新潮文庫)


最近監督の映画を立て続けにみたので。


1965年くらいに彼が外国映画に出演するために
ヨーロッパに滞在していた頃のエッセイ集。


彼独特のこだわりを
セレブリティ溢れた物言いで披露してくれている。
まあ大半が自慢話なのであるが、
そんなに嫌味な感じはしない。




ミドルクラスのオシャレを軽蔑し、
英国的な最上級の紳士を自身のスタイルにしている。


特にイギリス英語へのこだわりは随所に現れ、
何度も頷かされた。


そんな彼はパリの三ツ星レストランでは、
あえてワインを飲み残し、
ソムリエの見習い少年の試供品にしてあげるらしい。。。