「ワルツを踊れ Tanz Walzer(初回限定盤)」くるり


ワルツを踊れ Tanz Walzer

ワルツを踊れ Tanz Walzer


ようやくちゃんと聴くことができた。
毎回あたらしい音楽を切り開いていく彼らのことだから
また今回もやってくれるだろうなと、
正直、期待感が強すぎたのか
それほどの驚きは受けないだろうと思ってた。
けど、その予想すらはるかに超える内容だった。




もはや説明不可能な世界に入ったといっていいだろう。
ロックにクラシック的な要素を組み入れるという
新しい試みは全く違和感なく新たな融合として結実している。
それが何なのかは全くわからないけど。


次々に予想を裏切っていく展開に
身に沁みてくる新しい音の数々。
とにかく色んな次元を超えてしまっている。
そこには既成概念も予定調和もまったくない。
何からも束縛を受けないことの難しさから解放され
この自由な展開を思う存分楽しんでいるみたいだ。


何よりも音楽と真剣に向き合っている純真さが伝わってくる。
そのまっすぐさに言葉が出ないのである。出てるけど。


★★★★☆