「孤独か、それに等しいもの」大崎善生


孤独か、それに等しいもの (角川文庫)

孤独か、それに等しいもの (角川文庫)


5編の短編集。
・八月の傾斜
ピアスの穴を開けることによって何かを失う

・だらだらとこの坂道を下っていこう
闇にらんらんと輝いていた娘の二つの瞳。南仏。

・孤独か、それに等しいもの
双子。左足のアキレス腱。

・シンパシー
読書クラブ。子犬。ロシアンルーレットごっこ

・ソウルケージ
母の死。トラウマ。旭川。ダイアモンドダスト。



どの章もほどよく切なく悲しいストーリーだけど、
最後に微かな希望の一片が。


★★★☆☆