スティーブン・ホール氏講演会

金曜日スティーブン・ホール氏の講演会(Steven holl Luminosity/Porosity 主催:ギャラリー・間)に内幸町にあるイイノホールに行ってきました。


マクロな視点で語るという前置きがあってから、URVANISMを5つのカテゴリー(FRAGMENT, POROCITY, PRECINCTS, FUSION, もう一つ忘れました。。。)に分けて氏の代表的な作品を紹介していました。


都市における建築の関わり方や、建築から都市にフィードバックされていくような考え方、建築そのものが都市化されたようなものまで前置き通り大味な話でしたが、最後の質疑応答も含め興味深い話を聞くことが出来ました。




こういうマクロな視点を持っていると、住宅から都市まで常にどこかで関連し合って考える事ができるので、建築家の職能としての住み分け方ももっと柔軟に考え直さないといけないかなと思います。住宅だけに関わっているとつい都市的な視点を見失いがちだし、その逆も然りで、それはそれで無責任な話だなと。


それをトータルに扱えるのが建築家というんでしょうか。。。


また、ルイス・カーンを崇拝しながらも過去の人とばっさり切り捨て、今の建築家は現在のより複雑化した社会や都市に果敢に挑む宿命にあるという言葉は身に沁みて感じました。


おそらくそれが、MITシモンズ・ホールのスライドと北京に計画中のLinked Hybrid の映像に映し出されたアーバニズムの概念に鮮やかに示されていたものなんだろうと思います。



URL→http://www.stevenholl.com/